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implant失った歯の機能性と美しさを回復します
歯を失ったまま放置すると、となりの歯が倒れ込んできたり、咬み合っていた歯が伸びてきたりして歯並びが乱れます。すると咬み合わせが悪くなり、お口全体のバランスもくずれてしまいます。たった1本の歯を失っただけでも、お口全体の歯の寿命を大きく縮めてしまうのです。そうならないように歯を失ったらすぐに治療を受け、歯の機能を補うことが大切です。
おもな治療法は3つあります。となりの歯を削って支台にし、連結した人工歯を装着するブリッジ治療と、人工歯根を埋め込むインプラント治療、そして取り外し可能な入れ歯治療です。それぞれに特徴があるので、患者様に合った治療法をご選択ください。まずはお気軽に大阪府堺市西区草部・鳳の歯医者「さくら歯科おおとり院」にご相談ください。
インプラント治療について
インプラント治療とは
歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込んで支台にし、被せものや特殊な入れ歯を使って歯の機能回復をはかるのがインプラント治療です。生体親和性が高いチタンの表面に特殊な加工を施したインプラントが顎の骨にしっかり結合すると、自分の歯で咬むような感覚で食べられます。
インプラント治療は臨床実績のある安全な治療です
あまり知られていませんが、実はインプラント治療は半世紀ほどの豊富な臨床実績がある歴史の長い治療方法です。長年の臨床実績により治療方法が確立されているため、安全に治療を行うことができます。
インプラント治療の安全性を保つために行われている一つが、徹底した衛生管理です。インプラントを埋め込むための手術には、創部感染やインプラントの拒絶反応(インプラントと骨が結合しない)といったリスクがあります。それらのリスクを抑えるために、滅菌処理を施した器具やインプラント治療専用の診療室を使用することが治療方法として確立しています。そのため、今日ではインプラント治療による感染症の心配はほとんどありません。
また、インプラントを埋入する手術時の痛みを心配される方もいますが、手術中は局所麻酔を行いますので、痛みを感じることはありません。手術後も鎮痛剤を処方するため、痛みをほとんど感じずに過ごすことができます。
インプラント治療は腫れや出血がほとんどありません
インプラントを埋め込むための手術を実施した後、見た目に分かるほど大きく腫れることはほとんどなく、まったく腫れないケースも数多くあります。腫れが出やすいケースは、埋入する本数が多いケースです。腫れはおおよそ2~3日でおさまり、長くて1週間くらいで引いていきます。
また、歯ぐきを切開してインプラントを埋め込んだ後は、医療用の糸で縫合するため、基本的に出血はごくわずか。埋入した本数が多いと、出血しやすくなります。
しっかり噛めて他の歯にダメージを及ぼしません
人間の歯は、会話や食事、運動で歯を食いしばる時などさまざまな場面でとても大きな力がかかります。その大きな力を上下すべての歯で均等に受けとめることで、歯はその役割をしっかり果たすことができるのです。
しかし、何らかの原因で歯を失ってしまった場合、ひと昔前までは残っている歯に大きな負担がかかり、その状態が続くことで残っている歯にダメージが及び、最終的にはその歯も失うという結果になってしまっていました。
インプラント治療は、歯を失った部分にインプラントを埋め込むことで、本来の歯の機能を果たすことができる治療方法です。インプラントが顎の骨にしっかりと固定されるので、硬いものも噛むことができ、他の歯にダメージを及ぼすこともありません。
ただし、インプラント治療には外科手術が必要になるため、豊富な知識と技術を持った信頼できる歯科医師がおり、高度な設備が整った歯科医院で行うことをオススメします。
インプラント治療のメリット
- まるで自分の歯のような感覚で強く咬めます
- 自立するのでとなりの歯に負担をかけません
- 天然歯と同じような形状なので、異物感がありません
- 天然歯のような自然で美しい見た目です
- 食べものの食感や温度を感じられるので味覚を妨げません
- ハッキリ発音できます
口腔インプラント学会のインプラント認定医を招いて治療します
インプラント治療は比較的あたらしい治療法で、精密検査と精密診断を経て治療計画が立てられます。さらに外科手術をともなうので、治療には経験と実績が求められるもの。そのため当院では、インプラント治療の知識と経験が豊富な口腔インプラント学会のインプラント認定医を招いて治療いたします。衛生管理が徹底された最新の設備がそろったオペルームで行うため、安心して治療を受けていただけます。
ノーベルバイオケアのブローネマルクシステムを導入しています
さまざまなインプラントメーカーの中から、スウェーデン製のノーベルバイオケア社のブローネマルクシステムインプラントを採用しています。ノーベルバイオケア社は、顎の骨に結合する歯科用インプラントを世界で初めて製品展開したパイオニアです。さまざまな症例に応じて使用でき、アフターサービスも充実していて安心して長く使用できるインプラントです。
歯科用CTでしっかり診査・診断
顎の骨に埋入するインプラント治療を行うには、顎の骨の幅や高さ、そして密度が必要です。そのため顎の状態をしっかり把握しなければ、治療計画は立てられません。また、インプラント治療のために欠かせないのが歯科用CTです。顎の骨の詳細情報が得られるだけでなく、立体画像で把握できるので、ち密な治療計画を立てるのに役立ちます。
さくら歯科おおとり院のインプラント治療
インプラント治療にはさまざまな種類があります。通常、行われるのは2回の外科手術を行う「2回法」です。1回目にインプラントの下部を顎の骨に埋入してから、その上の歯肉を縫合して顎の骨との結合を待ちます。結合の確認後、ふたたび外科手術をして歯肉を切開し、インプラントと被せものなどの上部構造をつなぐアバットメントを装着します。そのあとで、被せものなどを装着して歯の機能回復をはかります。
インプラント治療にはさまざまな種類があります。通常、行われるのは2回の外科手術を行う「2回法」です。1回目にインプラントを顎の骨に埋入してから、その上の歯ぐきを縫合して顎の骨との結合を待ちます。結合の確認後、ふたたび外科手術をして歯ぐきを切開し、インプラントと被せものなどの上部構造をつなぐアバットメントを装着します。そのあとで、被せものなどを装着して歯の機能回復をはかります。2回法は骨の移植が必要であるケースや、細菌感染のリスクの高いケースなどに用いられる、安全性の高い手術方法です。
また、近年の医学の進歩により、インプラント手術の当日に仮歯まで装着できる方法や、インプラントを埋め込む部分の顎の骨が足りないケースに対して骨の移植・再生術を行ってインプラント手術ができるようにする方法も採用されてきています。治療方法の幅が広がったことにより、よりさまざまなケースの患者様のインプラント治療に対応できるようになっているのです。
当院では、お口の状態に合わせて通常のインプラント治療のほかにも「抜歯即時埋入法」をご選択いただけます。また数本のインプラントでお口全体を支える「All on 4」にも対応し、顎の骨が足りない場合には骨造成法を行ってから治療します。インプラント治療についてのお悩みは、何でもお気軽にご相談ください。
サイナスリフト
上の奥歯付近の顎の骨が足りない場合にインプラント治療に先立って、顎の骨の横から人工骨や自家骨(細かく砕いた自分の骨)を注入して顎の骨の再生をはかる方法です。
GBR法
インプラントを埋め込む部分の顎の骨の高さや幅が少ない場合に行う治療です。顎の骨が足りない部分に特殊な膜(遮断膜)を入れ、骨よりも再生スピードが早い歯ぐきの侵入を阻止しながら、骨が再生するスペースを確保します。このGBR法により、従来困難であった顎の骨量が足りないケースでもインプラント治療が可能になりました。
ソケットリフト
上の奥歯付近の顎の骨が足りない場合に、インプラントを埋入する穴から人工骨や自家骨を注入して再生をはかります。ソケットリフトとインプラント埋入を同時に行う場合もあります。
治療費について
インプラントは適切なアフターケアを行えば、「第2の永久歯」として、生涯にわたり機能しますので、一概に「高い」「安い」とは言い切れないでしょう。
一時的な出費よりも、インプラントによって得られる価値に目を向けてください。
インプラント診断料
※料金は税込価格です。
- 精密検査料
- 33,000円
- ステント 片顎
- 11,000円
手術(一次、二次手術)
- インプラント(人工歯根)料金
インプラント料金 - 220,000円
補綴
- 支台歯、クラウン(冠)料金
ポンティック1(1歯) - 110,000円
- メタルボンド
- 165,000円
- テック(仮歯)
- 33,000円
オーバーデンチャー
- デンチャー料金
ボール・マグネットタイプ - 275,000円
- バーマグネットタイプ
- 330,000円
オプション
- GBR(1箇所)
- 77,000円
- サイナスリフト(1側)
- 220,000円
- 小さな骨移植/箇所
- 55,000円
- 大きな骨移植/箇所
- 110,000円
- 骨造成
- 110,000円
- 即時負荷(片顎)
- 330,000円
- 即時負荷(1本)
- 55,000円
インプラントの注意点
インプラント治療に対する正しい知識を持ちましょう
まるで天然歯のようにしっかり噛めて美しい見た目が手に入れられるインプラント治療は、画期的な素晴らしい治療方法です。生涯にわたり快適な口腔内環境を保ち、豊かな生活を送る上で、インプラント治療は歯を失った人にとって大きな希望となります。
一方で、インプラント治療は高額であり、治療期間も長く、継続的なメンテナンスも必要です。治療のリスクやデメリットもあります。ですから、「あの人に勧められたから」「彼もやっているから」というような安易な考えでインプラント治療を選択するのはやめましょう。
治療を選択する前に、インプラント治療に対する正しい知識を持ちましょう。まずは専門家である歯科医師や歯科衛生士に相談し、インプラント治療の専門的な説明を受け、その上で十分良く考えて自分自身にとってもっともよい方法を選択しましょう
以下の点をインプラント治療の専門家に聞いてみましょう
- 使用するインプラントの素材や詳細
- インプラント治療に使用する設備や器具
- 手術時・手術後のリスクや事故の可能性
- インプラント治療を行うことのメリットやデメリット、注意点
- 治療期間
- 費用
不明な点があれば、十分納得するまできちんと説明を求めましょう
インプラント治療に適さない方がいます
インプラント治療は、基本的にはどなたでも受けることができます。インプラントを埋め込む部分の顎の骨に異常がなく、周囲の歯の歯根に感染症がないこと、また、通院が可能で通常の歯科治療ができる方であれば、どの位置でも何本でも埋入可能です。
しかし、以下に該当する方はインプラント治療に適さない場合があります。詳しくは当院までご相談ください。
1.年齢
骨が成長段階にある未成年は、インプラント治療を受けることができない可能性があります。未成年の間は入れ歯などで対応しながら骨の成長経過を観察し、骨の成長が完了したらインプラント治療をお受けいただくことは可能です。
また、ご高齢であっても問題なく治療できますが、術後の腫脹や感染などのリスクは高まるため、十分に注意し行う必要があります。
2.全身疾患がある場合
以下のような全身疾患がある場合、インプラント治療ができない場合があります。
- 高血圧があり、降圧剤などにより血圧コントロールができていない方
- 心筋梗塞、脳梗塞を発症してから半年以内の方
- 血液疾患がある方
- 重度の糖尿病がある方
- 肝臓疾患、心臓疾患を有する方
- その他、医師が手術には耐えられないと診断された方
3.アルコール依存症の方
インプラントが骨と結合しない可能性が高いため適していません。アルコール依存症を克服し、日々の口腔内ケアが十分にできるようになれば治療を受けられる可能性があります。
4.妊娠中の方
母子の健康を最優先に考え、妊娠中のインプラント治療はオススメできません。
インプラント治療でもっとも大切なこと
インプラントに限らずブリッジ、入れ歯(義歯)でも、失った歯を補う治療においてもっとも大切なのは、「噛み合わせをいかに元の自然な状態に戻すか」です。上下の歯がしっかり噛み合い、すべての歯で均等に力がかかるような状態に戻すことが大切になります。
もしインプラント治療後に噛み合わせの状態が悪くなってしまうと、以下のような問題が生じる可能性があります。その場合、インプラントを埋め込んだ箇所だけでなく、その周囲の歯も治療しなければならなくなってしまうこともあり、治療に多くの手間と時間がかかってしまうのです。
噛み合わせ不良により生じる問題
- しっかり食べものを噛むことができずに消化器官に負担がかかる
- 一部の歯に大きな負担がかかり、歯の寿命を縮めてしまう
- 歯や顎の骨、さらに顎関節に大きな負担がかかる
- 重度の糖尿病がある方
- 右のバランスが崩れ、頭痛や肩こりなど全身症状を引き起こす恐れがある
噛み合わせ不良が生じないためにも、インプラント治療を進める中で、しっかりと噛み合わせを調整していくことが重要です。
インプラント手術後の注意点
人工歯根(インプラント)の脱落が起こる可能性があります
インプラント手術直後はまれにインプラントがグラグラと動いたり支台部分を連結しているネジがゆるんだり、自然に脱落してしまったりする場合があります。中には、一度インプラントを取り出して埋入し直す必要がある場合もあります。何か異変を感じたら早めに受診するようにしましょう。
治療後にしっかりメンテナンスを継続しましょう
インプラント治療後は、歯周病の症状に似たインプラント周囲炎にかかるリスクがあります。毎日のブラッシングや定期的な歯科医院でのクリーニングなどを行い、口腔内を健やかな状態に保ちましょう。
体調不良によりインプラントの不具合が起こることがあります。
治療後、体調不良などによりインプラントに不具合が起きる可能性があります。日ごろの体調管理にも気をつけ、異変を感じたら早めに受診しましょう。
インプラントQ&A
- Q. インプラント治療は誰でも受けることができますか?
- A. はい、基本的にはどなたでも受けることができます。ただし、未成年や特定の持病をお持ちの方、妊娠中などの場合には受けることはできません。また、インプラントを埋入する顎の骨の量が足りない場合には、骨移植などを行った上でインプラント治療を行う必要があります。
- Q. 手術には入院が必要ですか?
- A. いいえ、基本的に入院は必要ありません。ただし、手術後は自宅で安静に過ごすようにしましょう。
- Q. 腫れたり、傷みはありますか?
- A. インプラント手術中は局所麻酔を施しますので、手術時の痛みはありません。手術後の腫れや痛みは患者様によって異なり、多少出る場合もありますし、ほとんど出ない場合もあります。
- Q. 治療期間はどれくらいですか?
- A. 患者様の状態やインプラント手術方法や埋入本数・部位などにより異なりますが、4~12ヶ月程度です。事前にむし歯や歯周病、噛み合わせ治療などが必要な場合、さらに治療期間は延長されます。
- Q. 抜歯後、どのくらいの期間でインプラント手術ができるようになりますか?
- A. 歯槽骨ができるのを待つため、抜歯後は一定期間置く必要があります。個人差はありますが、一般的には3~12ヶ月後です。
- Q. インプラント手術は安全ですか?
- A. 手術前にCT撮影などの精密検査を行い、顎の骨の形・状態を正確に把握した上で、神経や血管の走行などに十分注意しながら手術を行いますので、どうぞご安心ください。万一、解剖学的理由などで手術が困難な場合や、手術の安全性に問題がある場合などには、きちんと説明させていただきます。
- Q. インプラントを顎の骨に埋入して、人体に影響はありませんか?
- A. インプラントは、人体に馴染みやすく腐食しないチタン製ですので、体に悪影響はありません。拒絶反応を起こさないことが証明されています。
- Q. 持病がありますが、治療は受けられますか?
- A. 疾患や症状によっては、手術が難しいこともあります。心臓病などの循環器系疾患の方や、高血圧や低血圧で血圧コントロールが難しい方、糖尿病、腎臓や肝臓の疾患の方、ぜんそくなどの呼吸器系疾患の方は、事前にかかりつけの医師の意見を伺った上で判断します。
- Q. インプラント治療は何歳まで可能ですか?
- A. 未成年の方を除き、何歳でも治療は可能です。医学的に条件が整っていれば、年齢の上限はありません。
- Q. 事故やスポーツが原因で歯を失った場合、インプラントで治せますか?
- A. はい。事故やスポーツが原因で歯を失った場合、周りの歯が傷ついていないことが多く、周りの歯を削らずにインプラント治療を行うことができます。
- Q. 治療後は普通に噛むことができますか?
- A. インプラントはしっかりと固定されていますので、天然歯のように硬いものでもしっかり噛むことができます。
- Q. インプラントは長持ちしますか?
- A. インプラント自体は長期的に安定した状態を保つことが証明されており、半永久的に使用することが可能です。ただし、適切なケアをしていないと、歯周病のような症状のインプラント周囲炎にかかる可能性があり、進行するとインプラントが抜け落ちてしまうことも。そうならないよう、毎日のホームケアをしっかりして、定期検診を受けましょう。
- Q. インプラントをしていることは、見た目でわかりますか?
- A. 入れ歯の場合、金属のバネが目立つことがありますが、インプラント治療では直接顎の骨にインプラントを埋め入れており、バネなどはありません。また、人工歯の色や大きさは、周囲の歯の見た目に合わせて作りますので、とても自然です。天然歯とほとんど見分けがつかないでしょう。
- Q. 治療費はどれくらいかかりますか?
- A. インプラント治療の本数、治療方法などによって費用は異なります。治療費はあらかじめ歯科医師からご説明させていただき、十分ご理解ご納得いただいた上で治療を進めています。
治療後のメンテナンス
インプラントはメンテナンスフリーではありません
インプラントは治療したら終わりではありません。確かに人工歯なのでむし歯になることはありませんが、インプラントを埋入している歯周組織はケアを怠ればインプラント周囲炎になってしまいます。
インプラント周囲炎とは、プラークや歯石の中に存在する細菌がインプラント部と支台部の接合部に炎症を起こし、歯ぐきが腫れる、人工歯がグラグラするといった歯周病と同じような症状が起こる病気です。
人工物であるインプラントには神経が通っていないため、初期段階では痛みなどの自覚症状がなく、発見が遅れて悪化しやすい傾向にあります。症状が進行すれば歯槽骨まで炎症が及び、インプラントを支えていた顎の骨が失われ、抜け落ちてしまうこともあるのです。
インプラント周囲炎が起こる原因
細菌感染
ブラッシングなどのメンテナンスを怠り、プラークや歯石にひそむ細菌が増殖すると、インプラント周囲炎が起こります。
過大な圧力
天然歯には歯根膜というクッションのようなものがあるため、噛む力を吸収し、直接天然歯に強い力がかからないようになっています。一方、インプラントには歯根膜は存在しないため、クッションの機能がなく噛む力は直接インプラントやその下の歯槽骨に伝わります。その衝撃がダメージを及ぼし、インプラント周囲炎の原因になります。
天然歯と同じように毎日きちんとケアしましょう
インプラント治療後は適切なケアをしていないと、インプラント周囲炎という病気にかかり、最悪の場合、抜け落ちてしまいます。インプラント周囲炎を防ぐためには、日頃のブラッシングと定期的な歯科医院でのクリーニングやブラッシング指導が必要です。インプラントを長持ちさせるために、日頃からしっかりケアをしましょう。
術後1年が重要です
インプラント手術をしてから1年間安定して使用できた患者様の9割以上は、その後7年間経っても変わらずに使えているという臨床データがあります。そのため、手術後1年間は特に注意深くケアしていくことが重要となります。
噛み合わせのコントロール
歯並びや噛み合わせの乱れ、歯ぎしりなどの悪習慣があると、インプラントにも悪影響を及ぼす恐れがあります。インプラントを安定して使うためにも、歯科医院で定期的な噛み合わせのチェックや骨に対する固定度のチェックを行いましょう。
入れ歯治療について
見た目だけでなく機能面も考慮します
歯の機能を補うための治療法として歴史が長くポピュラーな入れ歯治療は、失った歯の機能回復をはかるための治療です。見た目をよくするだけでなく、咬み合わせを整えてお口全体のバランスを確保することが求められます。保険診療の入れ歯なら比較的安価に治療可能ですが、使用素材や作製方法に制限があります。その反面、自費診療の入れ歯はさまざまな選択肢の中から素材や作製方法を選べるので、「よく咬めるように」「見た目が自然になるように」「なるべく味覚を損なわないように」といったこだわりを追求することが可能です。
取り扱い入れ歯(自費診療)
ノンクラスプデンチャー
歯が残っている場合、残っている歯にバネ(クラスプ)をかけて部分入れ歯を安定させます。ノンクラスプデンチャーは、弾性のある特殊な樹脂素材を使用したクラスプがない入れ歯で、歯ぐきにフィットしやすいのが特徴です。
金属床義歯(ゴールド、チタン、コバルトクロム)
床の部分を丈夫な金属でつくります。薄くて食べものの温度が伝わりやすいので味覚を助けます。コバルトクロム合金は広く普及しており、ゴールド合金は生体親和性が高めです。生体親和性が高いうえ軽いのがチタン合金です。